5.迷宮~地下室

地下室お見積もり(教科書編)

10坪の地下室を作るのに何にいくらかかるのか?

ネットで調べると以下のような項目に分解されて示されていることが多い。

  • 地盤調査(5~30万円)
    • 地下を掘るならボーリング調査は必須と思った方がよさそう。
  • 地盤改良(50~300万円)
    • ChatGPT曰く以下の種類と金額だそうです。なんか違う気がするけど。
      • 地盤改良杭工法(ピュア杭): 1本あたり数十万円から100万円以上。
      • グラウト注入法: 一般的に坪単位で数十万円から数百万円。
      • ダイヤフラム壁工法: 費用:坪単位で数十万円から数百万円。
      • 地盤改良石工法: 費用:一般的には坪単位で数十万円から数百万円。
  • 設計・構造計算(40~80万円)
    • 構造計算は必須になるそうです。3階建て以上の場合はもともと必須だったりするようなので、これは地下だけのものではないが手間は増える模様。
  • 土留(150~300万円)
  • 残土処分(150~300万円)
  • 防水工事(50~150万円)
  • 換気設備(50~200万円)
  • 加えて、地上同様に内装工事

振れ幅の正体(運任せ)

見ての通り非常に幅があるが、なんといっても地盤と地下水脈の状況次第だ。

我が家の場合には向かいのマンションにも地階があったり、地下駐輪場が近くにあったりして、なんとかなりそうという感覚は初めからあった。

あとFチームさんが近隣の地質調査結果を区役所?から取り寄せてくれた。その時点でだいたい大丈夫そうというめどはあったが、最後は掘らないとわからないとのこと。
要するにここは運任せだ。(運任せで数百万変わる~)

SWS試験という簡易調査の結果、表層改良は必要じゃないかという話になり、さらに追加でボーリング調査まですることになった。表層改良に50万円くらい費用がかかることになったが、地下を掘る以上この程度で済めばハッピーだと考えた方がいいだろう。

地盤調査・地盤改良の費用の振れ幅も、結局は地盤によるところが大きそうだ。ぬかるんだ地面を固めたり、防水工事したりするのは大変そう。

土は捨てるのにもコストがかかる。処分場が近いとお安くなるみたいだが、都内では厳しい。

換気設備は例のドライエリアを設けるかどうかで大きく変わる。我が家は半地下ということもあってやっていない。

SWS試験とは?(By ChatGPT)
SWS試験(スウェーデン式サウンディング試験)は、地盤の強度を測定するための調査方法です。地中にロッドを挿入し、その回転抵抗から地盤の硬さを判定します。この試験は簡易かつ低コストで行えるため、一般的に広く利用されています。費用は通常、5万円から10万円程度です。地下室の建設において地盤の安全性を確認するため、SWS試験は非常に有用です。

坪80~100万円以上?

これらをトータルして、これまたネットで見かける相場が坪80~100万円以上という表現だ。もしくは地上階の1.5倍~2倍なんて表現も見かける。

ちなみに小さく掘るだけでも大きな手間がかかることに変わりはないため、5坪以下のサイズだと坪当たり単価は割高になるらしい。

でもね、そういうことじゃぁないのよ。

結論、今回調べた限りでは、こんな金額じゃぁできま~せん。いやひょっとすると、竿だけやさんが拡声器でよく言っている(?)「20年前のお値段です」というやつかもしれん。

実際編へ続く)

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