プチ公開。地下室費用
前項教科書編からの続き。
我が家の地下室はおおよそ5坪の半地下である。
で、1000万円では収まらなかった。坪200万円以上である。(ホントのホントを言えば250近い。ただいろんなものが入っているし、どこまでいってもアップルtoアップルの比較は難しい。ここで重要なのは一般に言われる坪100万の倍以上ということである)
半地下でこれなので、完全地下ならもっと坪当たり単価は増えただろうし、ドライエリアを設けたらさらに増額したのは間違いない。
これでもしも地盤がイマイチだったらと思うとゾッとする。
これがリアル。
割高なの?
割高な可能性、我が家が特殊な可能性はもちろんある。
ゼロエミ申請していることもあって、断熱の要求レベルは高い。地下室って温度一定のイメージから断熱的に有利だと思っていたんだが、そうでもないらしい。
地上階との境目のところにヒートブリッジが起きやすいとかなんとか。。。 あくまで計算上の話なんで体感は住んでみてのお楽しみだ。
割高になるもう一つの理由は、Fチームさんが極めて慎重だったこと。
特に湿気対策に万全を尽くした提案をしていただいた。プロの意見として言ってくれたことは感謝で、納得もしている。が、この部分のコスト増が大きくなった。
なので割高であってもおかしくはないが、しかし、繰り返しだが半地下で、地盤の状態も良い。前項で述べた通り、地盤問題が一番価格に影響するはず。
地下に水回りを設けたわけでもない。窓はつけようと思ったら、コンクリート部分に設置すると木造住宅用の窓じゃなくなるということでバカ高くなりそうでやめた。
諸々考えて、我が家がとても特殊で割高になっているというわけはないと思う。
他社比較から見る考察
正直、地下部分についてチクシ・ケンさんの見積もりはだいぶ格安だった。教科書編にある価格帯と大きく変わらない。
ただ、上記のような緻密な議論は一回もしていない。チクシさんのパートナーである工務店さんは、地下室経験もあるということではあったが経験豊富ではなかった。なので、そのまま鵜呑みにはできない。
地下といえばギンジさんである。
ギンジさんの提案もFチームさんより安かったことも事実である。こちらは経験豊富で、一定信頼できる。 ただ、それでも、巷でいう70~100万円というレベルではなかった。全く違ったのである。 ギンジさんは正直に近年の価格高騰をおっしゃていた。
その他、サンヨーホームズさん含め、調べられる範囲で調べたが、坪100万円を切る(5坪で500万円)見積もりは出てこなかった。。。
内訳から見る考察
教科書的には工事項目ごとの内訳が出てくるわけだが、そういう意味ではどこからも出てこなかった。なので教科書との比較はできない。
その代わりFチームさんからはかなり丁寧に説明をいただいた。
特に高かったのは防水・断熱に使う素材とその施工費であった。また構造計算を踏まえて配筋量が増えたというお話もあった。
もちろんその一つ一つの妥当性はわからずだ。ましてや湿気対策の妥当性とかもはやなんともわからない。プロを信じるしかないところだが、これだけは言えるのは、Fチームさんががっつり設けている感じはしない。(いろいろやり取りはあったが)
結論。地下室は高いのだ
高いのは覚悟した方がいい。
あと、コンクリートが乾くまでの数年間の湿気は読めないらしい。高いにもかかわらず快適かどうかもわからないということだ。これも覚悟した方がよさそうだ。
あとはもう必要性と価値観ですな。我が家には地下が必要だった。1000万高くて広い土地があったら?いやないもんはない。
価値観すなわち優先順位だが、スケルトン鉄骨階段とかバカ高いらしいじゃないですか。個人的にはそこよりは地下を取りたい。
地下には夢があるのだ。