土地の売主さんとの契約不適合責任に関する交渉
実は契約不適合責任について土地の売主さんと若干もめていた。
契約書面上は引き渡しから3か月以内での通知期間になっていて、もちろんそれはわかっていて契約したのだが、当時はまだ着工メドもたっていなかった。ただ地質調査はする予定だったのでそれでわかるかな、と思っていた。
で、、地質調査の結果、SWS試験で「大量のガラの可能性あり」と出てきて、その後のボーリング調査でも「ガラ怪しい」となっていた。ただ、ここから先は掘ってみないとわからないということ。
なので売主さんに連絡して、3か月通知について協議をした。
選択肢は2つだと思っていて、①ガラはたぶんある「はず」なので売主さんの責任ですぐに掘って撤去していただく、②3か月通知を覚書で引き延ばして着工後に処分しその費用をご請求する。
①の場合、ガラが実際にはほとんどなかった場合には無用な費用が発生する。大量にあった場合はそれはそれで今度は埋め戻し作業が発生する。穴開けっぱなしというわけにはいかないからだ。これら費用も売主さんに請求しなくてはいけない。
それは合理的じゃないし、ほとんどなかった場合にはただの言いがかりになってしまうので、費用はこちら持ちになるとも思われた。
ということで②で、着工後に考えようということになった。ただこれはこれで、大量に出てきた場合、後期の延長リスクも生じる。ということで、通知期間を6か月に変更した上で、あまりに大量に出た場合には別途ご相談ということでひとまず決着した。
ただ建築確認申請がさらに伸びて、6か月のうちに着工できなくなってしまった。
そこで再度売主さんに連絡して、追加の延長を申し出たのだが、、、断られてしまった。
ただこのころには、同じ土地を分割していたお隣さんの工事が進んでおり、地盤やガラについてもめたという話はでてこなかったので、ある程度楽観視していた。
また一応「誠実協議義務」は残っているので、本当に何かあればこの条文で話し合いにもっていこうと思っていた。
そして次なる事態に発展する。。。
忘れてはいけない、我が家は地下を掘るのだった。都心で地下を掘るというのは、やはり普通じゃないということなのだ。