蛇口問題(続き)
前項に挙げた厨房内手洗い、シンク×2、お客様用手洗い。ここまでで蛇口は4つとなっている。
しかし飲食店で必要な蛇口はこれにとどまらない。例えば浄水器、製氷機、あるいはスチコンだって水を使う=蛇口が必要となる。
ここまでで7つだ。
水栓数のカウント
あんまり考えないと思うが、家には蛇口(水栓)は何個あるだろうか。我が家の場合、
- ただいま手洗い(トイレ手洗い兼)
- 台所
- 2階手洗い(トイレ手洗い兼)
- 洗濯機用
- お風呂のシャワー
- 風呂
- トイレ2か所
- 外水栓2か所
こんだけある。
ただし、この数え方がよくわからん。。。トイレとか外水栓はカウントするのかとか、
お湯+水=2水栓と数えるみたいな記事も散見される。
ちなみに蛇口を分岐させて使うのは「1」とカウントできるっぽい。
なぜ「水栓数」が重要なのか。
水栓数と水道契約
よくわからんままに、まったく予期していなかった問題を指摘された。 「このままだと13個を超えるので、水道契約上できないかもしれない」
がーん。
メーターの口径によって、水栓数が規定されることがあるという。
横浜市のが比較的わかりやすい。20ミリ契約だと5~13口という。
メーター口径の大きさは、どのように決まっているのか?
一般家庭の典型例も書いてあるのでよくわかるが、2世帯住宅でもなければ13口を超えることはなくて、ファミリー層ならたいてい20ミリでの契約になるだろうな。
ただ話はそんな簡単じゃなくて、東京都水道局は横浜みたいなわかりやすい規定はない。そもそも何に使うかによって流量は全然違うわけで、単純に水栓数で規定するのが無理がありそうな気もする。簡便にするために、水栓数規定があちこちの自治体で広がっていったように見えるが。
で、東京の規定らしきもの。。。すまん。無理っす。プロ向けなんでしょうけど、それにしてもわかりにく過ぎる。これを簡便化すると横浜市みたいになるのか。。。
東京都水道局 メーター口径選定基準
兼用住宅ならでは
ということでまとめると、店舗兼用住宅ならではだと思うが、1世帯なのに水道水栓数の制限に引っかかる恐れがあるので気を付けようということ。
水栓数が足りないからスチコンが入れられないとか、本末転倒で目も当てられない。シンクの水栓の付け方によっても変わる。(我が家の場合2槽シンクに対し、混合水栓は1つ、単水栓を1つとした)
結局、設計士さんが保健所と水道局と連絡を取ってくれて事なきを得ました。
ただ今後住んでみて、お湯の出が悪いとかは起こりうるとのこと。自宅で水をたくさん使う時間と、厨房で使う時間が重ならなければ大丈夫じゃないかとのことだが、住んでみないとわかりませんね。
幸い敷地内までは25ミリで引かれているので、メーター交換等の小規模工事で契約を変えることはできそうではある。水道料金も変わるのでやりたくはないが。
あ、肝心なこととして、そもそも店舗と自宅とでメーターを分けるというのは解決策の一つのようです。その方が、経費精算的にも楽になるメリットもある。ただ確実に基本料金は上がるので何とも言えませんね。
(水道に限らないので、この話はまた別項で)